ムクナ豆(ハッショウマメ)
ムクナ豆とは?
ムクナ豆とは、マメ科トビカズラ属の植物で、ビロードマメの変種の一つです。
学名はMucuna pruriens var. utilis。
英名の一つにはYokohama velvet beanの名があります。
ムクナ豆の特徴
「ハッショウマメ」という名前は、豊作でたくさん取れることや、八丈島から渡来したことなどからつけられたと言われています。
ムクナ豆は、インドや中国などの熱帯地方原産の植物で、日本では明治時代に導入されました。ムクナ豆は、その栄養価の高さから、スーパーフードとして注目を集めています。
ムクナ豆には、タンパク質、ビタミン、ミネラルなどの栄養素が豊富に含まれています。特に、タンパク質は、ムクナ豆の重量の約30%を占めており、牛乳の約2倍の量です。また、ビタミンB群、ミネラル(鉄、亜鉛、マグネシウム)も豊富に含まれています。
ムクナ豆の栽培
ムクナ豆は東南アジアや中国大陸南部の熱帯が原産地です。
日本でも沖縄を中心に温暖な地域で栽培されていましたが、近年ではほとんど栽培されませんでしたが、再び栽培する動きが少しずつ増えています。
ムクナ豆は生命力が強い植物で、適さないやせた土地でもすくすく育ちます。
ムクナ豆に含まれるL-ドーパの影響で農薬や化学肥料をほとんど使用しなくても虫に食べられにくく、雑草が生えにくくなるという特徴があります。
また、空気中の窒素を根と共生する根粒細菌がとりこみ利用するために痩せた土地でも生育することができます。
次に植える作物の肥料を減らすことができ、根が深くまで伸びるため機械の重みで硬くなった土をやわらかくする働きもあります。
ムクナを一緒に植えると同じ作物を続けて植えると増えるセンチュウを減らすことができる可能性が報告されています。
ムクナ豆の健康効果
ムクナ豆には、以下の効能が期待されています。
・疲労回復
・認知機能の向上
・筋力増強
・骨粗鬆症予防
・糖尿病予防
・高血圧予防
・脂質異常症予防
・美肌効果
ムクナ豆に含まれるL-ドーパミンは、脳の神経伝達物質で、気分や運動能力、認知機能の改善に効果があるとされています。
また、ムクナ豆に含まれるタンパク質は、筋肉の合成を促進し、筋力アップに効果があるとされています。
ムクナ豆の摂り方
ムクナ豆は、サプリメントや粉末、茶葉などの形で販売されています。
おしどり健康ファームでは、皆様に安心してお召し上がりいただけるよう、研究・開発に勤しんでおります。